「ときどき名刺をもらうけど、返す名刺がない…」
「連絡先を交換したいとき、LINEってわけにもいかないし…」
医師同士や他業種と会った時に、こんな場面に出会ったことはありませんか?ビジネスマンであれば名刺を持っているのはごく当たり前ですが、医師で名刺を持っている人は多くはないかもしれません。
医師だって社会人。マナーとして名刺を持っていないと、時には恥ずかしい思いをすることも。
今回は、医師が名刺を作る必要性や、具体的な方法について解説しています。
この記事はこんな方に役立ちます!
- 「医師が名刺を作る」という発想がなかった!
- 名刺を作るのに興味はあるけど、何を書けばいいのかわからない
- 医師向けの名刺を低コストで作る方法を知りたい
- 医師に名刺が必要な理由
- どんな名刺を作るとよいか
- 名刺の具体的な作り方
医者にも名刺は必要です
誰に渡す?
そもそも、医者が名刺を作る目的は?だれに渡すことを想定すればいいんでしょう?
勤務医であれば、多くは「医師」が相手になるでしょう。勉強会や学会の集まりで初対面の先生と会うとき、名刺があると会話がスムーズです。
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MR(医薬情報担当者)も多いですよね。MRさんはビジネスマンらしく丁寧に名刺をくれます。そこでコチラは返さないというのも社会人としてはイマイチ感があります(返さないのがフツウ!という先生も多いのかもしれませんが…)
開業医の先生や、院長など肩書がある先生であれば、名刺を配る側になることも多いでしょう。経営者としての挨拶回りでは必須です。
社会人としてのマストアイテム
「誰に渡すか」という話をしてきましたが、いずれにしろ名刺は「社会人としてのマストアイテム」です。『日経メディカル』に、医師の名刺にまつわるマナーの記事が掲載されており、文章を一部抜粋します。
こちらが名刺を差し出したが先方が何も出してくれない場合、正直、寂しい。医師が名刺を積極的に持つ必要がないことは分かっているのだが、後でその医師に連絡したくても、「“ご縁”がなかったのかな」と諦めざるを得ないことがある。
いくら一期一会の関係で終わることが多いとはいえ、お互い社会人です。最低限のマナーとして、名刺は持っておくべきです。名刺にまつわる一般的なお作法についても以下のサイトで解説があります。
医者の名刺、何を載せるべき?
医者の名刺に載せるべき基本的な情報は4つ。
- 名前
- 勤務先、役職
- 専門医などの資格
- メールアドレス
勤務先の施設のロゴなどがあれば、それを載せるのも良いでしょう。
個人的に面白いなと思ったのは、「似顔絵イラスト」が載った名刺です。名刺交換をしただけだと顔まで覚えていられないことも珍しくありませんが、似顔絵があると「あの先生だな」と思い出しやすい。顔を思い出せば、会話の内容も続けてそも出せますしね。
似顔絵イラストを依頼するなら『ココナラ』が良さそうです。似顔絵の雰囲気も選べて、価格も数千円のところが多いようです。人脈を広げるためには顔を覚えてもらう必要がありますし、ぜひ試してみては?
『日経メディカル』の別の記事で、「医師の名刺に載せるか」について紹介したものがありました。
名刺の裏は、表面の情報を英語にして記載するのが常識です。(中略)ちなみに、名前が難読漢字の人もローマ字が表記されていると、間違えずに読んでもらえるというメリットがあります。
医者の名刺、素材やデザインは?
素材は一般的な名刺用紙で問題ありません。凝った名刺を好む人だと和紙などの高級素材を選ぶようですね。確かにいい意味でのインパクトはあるでしょう。
ぼくは、正直なところ素材は気にしていません。受け取った名刺はそのあと名刺管理アプリですべて電子化してしまうからです。名刺の実物を持ち歩くよりはスマホで参照できるようにしておいた方が実用的ですしね。もちろん、名刺は捨てずにとっておいてもよいでしょう。
医者が名刺を作るならココ
凝ったデザインは不要です。シンプルで、必要な情報が載っていればいいのです。「どんなデザインにするか悩んで結局名刺を作らない」よりは、「とりあえずシンプルな名刺を手頃な価格で作っておいて、いずれデザインにこだわったものを作る」べき。
『名刺通販ドットコム
ここで引用しているものは、用意されているテンプレートのごく一部です。
- 名前
- 勤務先、役職
- 専門医などの資格
- メールアドレス
この4つが載っているシンプルな名刺を、まずは1セット作っておきましょう。
両面印刷と片面印刷で、印刷内容や価格が変わってきます。両面印刷の場合、オモテは日本語で、ウラは英語で表記するパターンが多いですね。ぼくはとりあえず片面印刷のものを使っています。
医者も名刺を持っておこう
使う頻度がとても多いわけではないでしょうが、それでも必要になる場面が必ずあります。シンプルなものでかまわないので、ササッと作って手元に置いておくのをオススメします。
ただし、ひとつ気をつけたいことがあります。不特定多数に名刺を配ると、その名刺がどこでどんな使い方をされるかわかりません。自分が知らないところで、「あの先生と仲良くしてるんです」なんてセールストークに使われてしまったりするかも。
名刺を渡すのは、できるだけ信頼できる相手に限ったほうがよいでしょう。
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