文献管理ソフト『EndNote』。
ぼくは以前は『Mendeley』という無料ソフトを使っていましたが、最近このEndNoteに乗り換えました。
もともとEndNoteのことは知っており、論文執筆をする先生方からもオススメされていたのですが…なんせ値段が高い。普通に買おうとすると、60000円以上します(2024年7月現在)。
しばらくはMendeleyで満足していたのですが、もっといろいろなことを試してみたくなり、思い切ってEndNoteを導入することにしました。そしていろいろ調べるうちに、通常よりも安く購入する方法を発見したんです!
EndNoteの一般的な買い方
EndNoteは『Clarivate』社の製品ですが、国内では『USACO』が代理店として販売しています。
USACO経由でEndNoteを購入すると、以下のようなサポートも受けられます。詳しくは公式ホームページを。
- Email・画面共有サービスでのサポート
- PDF版日本語操作ガイド
- 無料ウェブセミナー
- 登録ユーザー専用アウトプットスタイル
- 投稿雑誌のアウトプットスタイル作成代行
EndNote本体 + 上記のサービスが込みで、価格は60,000円台です(2024年7月現在)。
海外のEndNoteの販売店から購入する方が安い!
実は、EndNoteを購入するだけなら海外の販売店から購入する方が安いんです!
ぼくが実際に利用したのはイギリスの販売サイト。2024年7月時点で、EndNote 21が「215ユーロ」で販売されており、同時期のレートでは37,000円相当です。為替のタイミングによって日本円価格はその変動しますが、おおむね4万円未満と思って良いでしょう。
しかも、このオンライン販売店ではセール価格になることがあります。
このときは通常価格の25パーセントの値引きで161ユーロ、日本円で28,000円相当でした(2024年7月)。セールは新年度はじめなど、特定のタイミングで開催されるようです。
買い方の違いで、なにか問題はある?
結論から言うと、EndNoteを使うなかでは問題はありません。
ここで紹介した海外の代理店は正規のものなので、アカウント作成やデータの同期も問題なく行えます。
USACO以外からEndNoteを買うデメリットは、「日本語のサポートを受けられない」こと。
USACOからの購入であれば、使い方などについて日本語スタッフの手厚いサポートが受けられるようです。
ただし、EndNoteの使い方について日本語で解説した動画は、実はYouTubeでもたくさん見つけられます。USACOが公開している『EndNote 20』の基本操作の動画もありますし、個人でEndNoteの使い方を解説してくれているチャンネルもあります(もちろん日本語)。
また、USACOが刊行している「EndNote 20 クイックリファレンスガイド」なら、USACO経由での購入者でなくても利用できます。最新版の『EndNote 21』ではなく、『EndNote 20』についてのガイドですが、基本操作は両バージョンでの違いはなく、『EndNote 21』でもこのガイドは十分役立ちます。
EndNoteの使い方については、無料でも十分な解説資料があると思っています。USACOで買うか、海外サイトで買うかについては、「2〜3万円かけて、日本語のサポートを受けたいかどうか」と考えてみてはどうでしょうか。
EndNote、どうやって買う?
個人的には、日本語での手厚いサポートはそこまで要らないと思っています。
- iPadで論文を読んで、パソコンともデータを共有したい
- 論文作成をスピードアップしたい
- 無料ソフトよりはしっかりとしたメーカーサポートがあった方が安心
こういう方は『EndNote』を使うのがオススメ!ぜひ、自分に合った購入方法を選んでください。