手元に手帳やメモ用紙があればいいのですが、そうでない時は手の甲に書いてしまったりしませんか?
でも手の甲って、楽だけどちょっと見栄えが良くない。
そんなときにあると便利なのが『wemo』。ぼくもしばらくは愛用していました。
病棟で頼まれたオーダー、後で調べようと思った単語、仕事終わりに買って帰るモノ…。なんでもメモしまくっていました。
ですが、しばらくしてから、いくつか理由があって使うのをやめてしまったんです。
今回は『wemo』のいいところ、気になるところについての記事です。
『wemo』とは?
ウェアラブルメモ、略して『wemo』。
簡単に言うと、手首に巻くタイプの、何度でも書いて消せるメモ帳です。
もとは看護師が「手の甲に患者さんのバイタル情報をメモしている」のを元に開発されたそうです。
手の甲に書くよりも見栄えは良いです。
また、手の甲に書いた文字は消毒や手洗いで消えてしまいますが、『wemo』ならそんなことはありません。
最近では手首に巻くタイプ以外にも、名札入れやスマホカバーなどの形でも販売されています。
『wemo』は確かに便利だった
パッと書けるし、消しゴムで消せる
特別なペンを用意しなくても、手持ちのペンでささっと書き込めるので便利でした。
書き心地も悪くなく、ささっと書き込むには十分。
水がかかっても大丈夫
水がかかっても書いた文字は消えないので、手洗いの時につけていても大丈夫です。いちいち取り外しをする手間もありません。
なぜ『wemo』を使わなくなったのか
メモの内容が人目につく
一番の理由はこれでした。きれいに書ける分、他の人からもメモの内容が見やすいのです。
これに気づいたのは、後輩が同じようにwemoを使っているのを見た時です。
やり残したタスクや調べたい内容をたくさん書き込んでいて、勉強熱心だなと思う反面、仕事が溜まってるんだな…という印象を持ってしまいました。
後輩には申し訳ありませんが、それ以降ぼくはwemoを使うのを控えるようになってしまいました。
緑色のwemoを使えば見づらくはなるようですが、それはそれで目立ちますし…。
Apple Watchを優先したかった
もう一つの大きな理由が、「Apple Watchと併用するのが難しい」というものでした。
wemoと一緒にApple Watchをつけようとすると、さすがにゴチャゴチャしすぎてしまいます。
ぼくは当時からApple Watchの『ToDoリスト』や『タイマー』をよく使っていたので、これらを手放せなかったんです。
ジェットストリームと相性が悪い
これは公式サイトにも書かれているのですが、ジェットストリームは跡が残りやすいために、wemoに書き込むペンとしては非推奨だそうです。
ぼくはジェットストリームの4色ペンを愛用しており、そういう点でも使いこなせませんでした。
使う場所を選べば非常に便利。
腕時計をしない、「他人に見られるのなんか気にしないよ」という方にはとても便利なアイテムだと思います。
値段も高いものではありませんし、一度試してみる価値はあるとは思うので、ぜひどうぞ。
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