iPadを持っている先生を見かける機会も増えてきました。
そんな中でも、「臨床医の仕事でどう使っていいかわからないな…」という先生は多いのではないでしょうか?
「仕事をなんでもかんでもiPadでやろうとして、結局うまくいかなかった」
ぼく自身も、そんな苦い経験をしました。
その後も色々と試行錯誤を重ねる中で、仕事でiPadを使うコツをすこしずつ掴んできました。
この記事はこんな先生に役立ちます!
- iPadを買ってみたけれど、うまく仕事で使いこなせなかった
- 臨床で役立つiPadアプリを探している
今回の記事では、臨床医の仕事で使えるiPadアプリ5選を紹介します。
- 医学書の電子書籍アプリなら『M2plus』『isho.jp』
- PDF Expertで、PDF化した資料を読む
- Papershipで英語論文を読む
- OneNoteとGoodNotes 5で自分だけの臨床ノートを作る
- iPadでもWordを使って文書作成
医学書は電子書籍アプリで読むのが定番
医学書を読むデバイスとしては、iPadが最適です。
手に持って読めること、画面のサイズが大きいことがその理由です。
パソコンの画面で読むよりも内容がより頭に残りやすいと感じます。
また、スマートフォンでは画面が小さいので書籍データは読みづらいです。
電子書籍アプリなら、スキマ時間ですぐに医学書を読み始められます。
なかなか腰を据えて本を読む時間がなくても大丈夫。
電車での移動時間の有効活用にもなり、自宅と勤務先の持ち運びもラクラク。
「持ち運びのしやすさ」「読みやすさ」から、iPadで教科書を読むのがオススメです。
医学書の電子書籍アプリといえば、『M2plus』と『isho.jp』です。
使い分けをするというわけではなく、読みたい本を取り扱っているサービスを選べば十分です。
m3.com 電子書籍(M2PLUS)は医療従事者の為の医学書専門の電子書籍ストアです。無料立ち読みやポイントサービスを…
PDF Expertで書き込みながら読む
PDFにした資料も、iPadで読むと便利!
特に最近は、商業誌の過去記事のPDFをダウンロードできるサービスがあります。
『メディカルオンライン』と契約している施設で働いているならチャンス!
必要な資料のPDFをiPadで読めるようにしてしまいましょう。
ネットでダウンロードできる医学資料って、実は多いんです。
ガイドラインも無料で公開されているものが増えてきています。
裁断した教科書や紙の資料をPDFデータにすれば、もっと効率的に資料管理ができます。
裁断した書籍をスキャンしてPDFデータにできる『ScanSnap』。 医学書などをデータ化して持ち歩くのに必須です。 ただ、高機能でスキャン設定も細かく変更ができる分、どんな設定がいいのか迷ってしまうこともあります。 [sit[…]
iPadのPDF Expertなら、PDFファイルに書き込みをすることもできます。
iPadで医学書や資料を読んでいる先生も多いのではないでしょうか。 ぼくもiPadに医学書のPDFデータを入れて、じっくり読んだり、調べ物に使ったりしています。 ぼくが使っているPDFビューワーは、『PDF Expert』。 […]
英語論文はPapershipで読みながら管理
iPadのPapershipなら、パソコンで管理している英語論文をそのまま読めます!
無料ソフトのMendeleyで上手に論文管理をしながら読み進めましょう。
Papershipの具体的な設定方法は、こちらの記事で解説しています。
また、PDF Expertとの使い分けについては、こちらの記事で解説しています。
OneNoteとGoodNotes 5で臨床ノートづくり
ぼくは電子ノートアプリのOneNoteで、臨床ノートを作っています。
テキストや画像、PDFデータなどをガシガシ貼り付けられるので使い勝手がいいのです。
それでも作りはシンプルなので動作も重くならず、スマホでも参照性が高いのでオススメ!
「臨床業務に、電子ノートアプリが役に立つらしい! 試してみたいんだけど、どれがいちばん役立つのかわからない...」 医学情報がどんどん増えるこの時代、手書きのメモだけで臨床業務を乗り切るのがますます難しくなってきています。 ぼ[…]
また、iPadのノートアプリといえばGoodNotes 5が有名です。
「ペン型デバイスで書き込みができる」というiPadの強みを最大限に活かせるアプリです。
臨床現場で使っている先生も多いようですね。
ぼく個人はGoodNotes 5は読書ノート作成などプライベートで使っています。
世界中の何百人もの人々に愛されているAIノートアプリ、Goodnotesを使ってみよう。…
どの電子ノートアプリを利用するのかは好みによりますね。
ただ、どれを使うにしても、iPadを使うと格段に効率は上がります。
「iPadは持っているけど、ペンで書き込みはしたことないな」という先生におすすめなのが、『KINGONE』のスタイラスペン!
仕事やプライベートを問わず、iPadを使っている人が多くなってきています。医学生や研修医でも、iPadにスタイラスペンで書き込みをして勉強をしている方をよく見かけます。デジタルネイティブというやつでしょうか。 ぼくも試しにスタイラスペ[…]
Wordだって、iPadで使える
Wordファイルの編集もできるのがiPadの強みです。
研修医ならレポート作成、上級医なら会議資料作成など、Wordを使う機会は多いはずです。
ちょっとしたスキマ時間で、文書をちょこちょこ修正できると効率的ですね。
iPadでWordを使うためにオススメなのが、『Microsoft 365』!
WordやPowerpointなどの、Microsoft Officeアプリのサブスクリプションです。
Microsoft 365に登録すれば、iPadのWordも追加課金なしで利用できます。
先生方も、WordやPowerPointなど、Microsoft Officeのソフトをよく使っているのではないでしょうか? レポートや論文を書く時にWordを使う 当直表や患者リストをExcelで作っている 学会[…]
臨床医の仕事は、iPadで効率化できる。
今回の記事では、臨床医の仕事で使えるiPadアプリ5選を紹介しました。
- 医学書や論文を読む
- 自作の臨床ノートを活用する
- 簡単な文章作成をする
ことにフォーカスしてiPadを使えば、仕事の効率はアップ!
もし先生が「もっと効率的に業務をこなしたい」と考えているのなら、ぜひiPadを導入してください!